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【帳票:教材】No.6121-4 工程FMEA作成帳票|4製品・48件の詳細事例付き Ver.3-0

¥6,800

PFMEAの表は、たいてい埋まっています。それでも審査で止まるのは「なぜその点数にしたのですか」からです。数字はあっても、根拠が残っていません。本帳票Ver.3-0は、従来の「事例なし」のフォーマットを全面的に作り直し、射出成形・ダイカスト+機械加工・SMT実装・プレス溶接+外注めっきの4製品・48行の記入事例を新設しました。全48行にS/O/D評価理由を個別に記載し、予防管理と検出管理を別の列に分離、原因は4M区分を明示する形式です。S・O・Dは1〜10の入力制限つき。公式の評価基準表・AP表は収録していません。No.6121-3 設計FMEA帳票と同じ4製品を工程側から見た構成です。

Category: コアツール:教材, 帳票類:IATF, 第6章
Tags: FMEA, コアツール, プロジェクト, 帳票, 第6章, 第6章帳票

「なぜ、その点数にしたのですか」——ここで止まります

PFMEAの表は、たいてい埋まっています。工程が並び、故障モードが書かれ、S・O・Dの数字も入っています。それでも審査や顧客監査で止まるのは、表が空だからではありません。数字の根拠が誰にも説明できないからです。

  • 「この工程の発生度を4にした理由を教えてください」
  • 「検出の管理を強化したのに、なぜ発生度まで下がっているのですか」
  • 「この原因は4Mのどれにあたりますか」

2つ目は特に多い指摘です。検出を強くしても、原因が起きる頻度は変わりません。下がるのは検出度だけです。ところが処置後の欄で3つとも下げている表が、実際にはよく見られます。作った人が異動したあとは、誰もその理由を説明できません。

本帳票Ver.3-0は、PFMEAの表そのものに加えて、その点数にした理由を書き残す欄を持ち、4製品・48行の記入事例で「どこまで書けば説明になるか」を示す帳票です。


旧版の問題を、先に書きます

Ver.2-0は、率直に言って売り物として不十分でした。理由は2つあります。

  • 事例が1行も入っていませんでした:商品名にも「(事例なし)」と書いてあるとおり、空のフォーマットだけをお渡ししていました。工程FMEAは、原因を4Mのどこに置くか、予防と検出をどう分けるかで書き方が大きく変わります。枠だけでは、その判断は伝わりません。
  • S・O・Dの評価基準表を3シート同梱していました:これらは公開されているFMEA参照マニュアルの基準表を、ほぼそのまま写したものでした。Ver.3-0では収録を取りやめています。

2つ目については、お使いいただいている方にご迷惑をおかけしないよう、説明しておきます。評価基準は、本来それぞれの会社が自社の文書として定め、顧客要求と照らして維持するものです。他社の基準表を手元に置いておくことは、その作業の代わりにはなりません。Ver.3-0では基準表を外し、「基準は正規版を参照し、自社文書として定める」という立て付けに改めました。


Ver.3-0での改訂内容

フォーマットを含めて全面的に作り直しています。

  • 4製品・48行の詳細な記入事例を新設:射出成形/ダイカスト+機械加工/SMT実装+組立/プレス・溶接+外注めっきの4分野です。1事例あたり12行、受入から出荷までを通して収録しています。
  • 全48行に「S/O/D評価理由」を個別記載:定型文の使い回しではなく、その行の工程と管理方法に即した理由を1行ずつ書いています。審査で問われるのは点数そのものではなく、この欄です。
  • 予防管理と検出管理を別の列に分離:同じ管理方法を両方に書いてしまう典型的な指摘を、構造で防ぎます。
  • 原因の欄に4M区分を明示:【人】【機械】【材料】【方法/環境】のどれに当たるかを先頭に書く形式にしました。「作業ミス」で止めると、対策が「注意喚起」で終わります。
  • 特殊特性の区分を選択式に:CC/SC/PQCから選べるようにし、コントロールプランとの対応関係を明確にしました。旧版は「分類」列があるだけで、凡例がありませんでした。
  • 入力の誤りを機械側で防止:S・O・Dは1〜10以外を受け付けません。参考RPNが100以上のセルは自動で着色されます。
  • 評価基準表の同梱を取りやめ:前述のとおりです。代わりに、S・O・Dそれぞれの考え方と、参照先の案内を1シートにまとめています。

4つの事例は、設計FMEA帳票と同じ製品です

収録している4事例は、No.6121-3 設計FMEA作成帳票の4事例と同じ製品を、工程側から見たものです。

事例1 樹脂コネクタハウジング / 射出成形工程(材料乾燥〜成形〜ゲートカット〜端子圧入〜検査〜梱包)
材料替え時の混入、限度見本による判定のばらつき、ポカヨケの効き方
事例2 アルミモーターハウジング / ダイカスト+機械加工(溶解〜鋳造〜加工〜洗浄〜リーク試験〜出荷)
検査装置そのものが壊れるという故障モード、清浄度、インターロックの使い方
事例3 温度センサモジュール / SMT実装+組立(はんだ印刷〜リフロー〜AOI〜ケース組立〜特性検査)
検出手段が存在しない故障モードの扱い方、予防側で管理するという判断
事例4 シート固定ブラケット / プレス・溶接+外注めっき(材料受入〜プレス〜溶接〜検査〜外注めっき〜出荷)
外注工程を自社PFMEAにどう取り込むか、安全特性の扱い

同じ製品でDFMEAとPFMEAを並べて読むと、設計で決めたことが工程のどこに降りてくるかが見えます。設計側で「端子保持力不足」として挙げた故障モードが、工程側では「圧入荷重不足」という管理項目になる——その対応関係を、事例をまたいで追える構成にしました。


事例には、うまくいっていない行も入れています

48行のうち、処置後のS・O・Dを埋めている行と、埋めていない行があります。後者は「現状の管理で妥当」と判断した行です。すべての行を改善する事例は、現実の工程FMEAとは違います。

また、処置をしてもDをほとんど下げていない行を意図的に入れています。事例3の静電気による潜在的な特性劣化と、事例4のめっき後の水素脆性です。どちらも、出来上がった製品から見つける現実的な手段がありません。この種の故障モードでDを下げてしまうと、表の上では改善したことになりますが、実際には何も変わりません。処置後も検出度を高いまま残し、その理由を評価理由の欄に書いています。

この2行は、参考RPNが下がりきらないまま残ります。表を見栄えよく仕上げるより、下がらないものは下がらないと書くほうが、使う側の役に立つと判断しました。


評価基準表は収録していません

深刻度・発生度・検出度の評価基準表と、処置の優先度を決める表は、本帳票に含まれていません。これらは業界の手引きや顧客要求に定められているものであり、本帳票では再現していません。

S・O・Dの入力欄は1〜10の数値欄として使えます。事例に記載した数値は学習用の参考値であり、その理由も当方が独自に作成したものです。最終的な評価は、正規版のFMEA参照マニュアル最新版と顧客固有要求事項を参照して決定してください。顧客が様式や版を指定している場合は、顧客要求が優先します。


帳票の中身

ファイル形式 .xlsx(Excel)/ 全8シート
対応規格・条項 IATF16949 6.1.2.1(リスク分析)・8.3.5.2(製造工程設計からのアウトプット)・8.5.1.1(管理計画)
シート構成 使い方・変更点 / 工程FMEA記入用(40行)/ 事例1〜4(各12行)/ S・O・Dの考え方と参照案内 / 事例サマリー
列構成 工程No.・工程名/要求事項(品質特性)/特殊特性/故障モード/影響/S/原因(4M区分)/予防管理/O/検出管理/D/参考RPN/評価理由/推奨アクション/責任者/期限/完了日/実施した処置/処置後S・O・D/処置後参考RPN/処置後の評価理由/コントロールプランへの展開・エビデンス(全25列)
記入事例 4製品・48行。全行に評価理由を個別記載。処置後の再評価を入れた行と、入れていない行の両方を収録
自動計算 参考RPN(S×O×D)を処置前後で自動計算。100以上は自動着色
入力制限 S・O・Dは1〜10の整数のみ。特殊特性はCC/SC/PQCの選択式
非収録 公式のForm Sheet、S/O/D評価基準表、処置優先度(AP)の表、およびその説明文
更新履歴 2026年9月 Ver.3-0(全面刷新・事例48行を新設・評価基準表を非収録化)/ Ver.2-0

Ver.2-0をご購入済みの方へ

Ver.2-0は事例を含まない構成で、評価基準表を同梱していました。Ver.3-0は別物と言ってよい内容になっています。すでにVer.2-0をお持ちの方は、お問合せよりご連絡ください。


制作者について

本帳票は、審査を受ける側と、監査する側の両方を経験した実務者が設計しています。

  • 自動車部品メーカーでの品質保証実務 12年以上
  • IATF16949 認証取得プロジェクトの推進責任者として、PFMEA・コントロールプランの整備から審査対応までを担当
  • QMS管理責任者として、量産移行判定と4M変更時のPFMEA見直しを継続して担当
  • 内部監査員として、また VDA6.3 による第二者プロセス監査の監査側として、サプライヤ監査を実施

監査側としてPFMEAを見るとき、点数の妥当性そのものを議論することは、実はあまりありません。見るのは点数の付け方に一貫性があるか、そして工程内不良の実績と発生度が乖離していないかです。月に何件も出ている不具合の発生度が低いままなら、その表は更新されていません。評価理由の欄は、その一貫性を残すために設けています。

なお、当方は訪問型のコンサルティングを行っていません。移動にかかる時間と費用を価格に乗せないためです。


こんな方におすすめです

  • PFMEAをこれから作成する、または全面的に作り直す方
  • 表は埋まっているが、S・O・Dの根拠が残っていない方
  • 原因の書き方が「作業ミス」「確認不足」で止まってしまう方
  • 予防管理と検出管理の書き分けに迷っている方
  • 外注工程をPFMEAにどう含めるか決めかねている方
  • 設計FMEAと工程FMEAのつながりを、社内で説明したい方

逆に、顧客から様式と評価基準を指定されており、その様式でPFMEAを運用している企業の場合、本帳票をそのまま使う場面はありません。その場合は顧客指定の様式が優先します。ただし、評価理由の書き方と4M区分の考え方は、様式を問わず流用できます。

また、PFMEAの更新がコントロールプランと作業標準書へ自動的に展開される仕組みがすでにある企業も、本帳票の優先度は高くありません。その段階であれば、テンプレートの入れ替えではなく、工程内不良の実績と発生度の突き合わせにコストを振り向けたほうが効果があります。


PFMEAは、単体では完結しません

工程FMEAは、工程フロー図から始まり、コントロールプランと作業標準書へ展開されて、はじめて現場に届きます。この3つが揃っていないと、表だけが新しくなり、現場は古い条件で作り続けます。

PFMEAの前後をつなぐ帳票

作ったPFMEAを点検する

設計側とあわせて整えたい方

リスク分析の全体を整えたい方

FMEAの考え方を学びたい方

迷われた場合は、本帳票+ No.6121-3 設計FMEA作成帳票の2点をおすすめします。同じ4製品を設計側と工程側から並べて読めるため、特殊特性がDFMEAからPFMEAへどう引き継がれるかを、社内の説明資料としてそのまま使えます。


帳票だけでは不安な方へ

「この故障モードの影響を、どこまで広く取るべきか」「外注工程をどこまで自社のPFMEAに含めるべきか」「発生度を下げる根拠として、何件の実績があれば足りるか」——そうした判断は、様式では決まりません。

作成中のPFMEAをそのまま添付いただいて構いません。完成させてからご相談いただく必要はありません。


ご購入について

  • お支払い完了後、ダウンロード可能になります。
  • 商品は .xlsx形式(Excel)での納品です。
  • ダウンロードは1回、10日以内に行ってください。期限を過ぎるとダウンロードできなくなります。
  • 請求書・領収書の発行が可能です。→ 発行方法はこちら
  • クレジットカード・銀行振込に対応しています。クレジットカードなら即ダウンロード可能です。
  • その他お支払い条件をご希望の場合は お問合せ ください。

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※ 本帳票は学習用サンプルです。そのまま提出できる完成品ではありません。自社の工程・顧客要求に合わせて内容を作成し、承認を得てご使用ください。
※ 収録している記入事例(製品名・顧客名・氏名・文書番号・日付・S/O/Dの数値)は、説明のために設定した架空のものです。実在する企業・人物・製品とは関係ありません。事例のS/O/D値をそのまま自社製品へ写さず、自社の影響・実績・検証方法で再評価してください。
※ 本帳票には、公式のForm Sheet、S/O/D評価基準表、処置優先度(AP)の表およびその説明文を収録していません。評価基準は正規版のFMEA参照マニュアル最新版をご参照ください。
※ 顧客が様式・版・評価基準を指定している場合は、顧客要求が優先します。

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