最新10月:利用規約等の改定のお知らせ
各規約・契約書・表示を、現在の運用に合わせて見直しました。2026年10月12日以降のご購入・お申込みには、改定後の内容が適用されます。
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【帳票:教材】No.711_資源計画表
¥3,000
資源計画として設備投資の一覧を出す会社は多いのですが、ISO9001の審査で7.1が止まるのはここです。投資の一覧は「買うと決めたもの」の記録であって、必要な資源を明確にした記録ではありません。7.1.1が求めているのは、いま何があり、何が足りず、それを自社で確保するのか外から調達するのかという判断です。本帳票Ver.2-0は、従来の設備投資の月次表から、人・インフラ・プロセス環境・監視測定・組織の知識・外部調達までを1枚に並べる表へ作り直しました。現有の能力・過不足・判断・判断の根拠・決裁の欄を新設。記入事例16件のうち3件は、検討して見送った費用0円の行です。
その一覧、買うものしか載っていませんか?
資源計画として設備投資の一覧を出す会社は多いのですが、ISO9001 の審査で 7.1 が止まるのはここです。投資の一覧は「買うと決めたもの」の記録であって、必要な資源を明確にした記録ではないからです。
7.1.1 が求めているのは、必要な資源を明確にして提供することです。そのうえで、考慮すべきこととして2点が挙げられています。
- (a) 既存の内部資源の実現能力および制約
- (b) 外部提供者から何を得る必要があるか
つまり 7.1.1 の中心は金額ではなく、「いま何があり、何が足りず、それを自社で確保するのか、外から調達するのか、当面は今のままでいくのか」という判断です。設備投資はその結果の一部にすぎません。
審査員の質問はこうなります。
- 「必要な資源は、どうやって明確にしましたか」
- 「足りていないものは、ほかにありませんか」
- 「検討したが見送ったものは、ありますか」
3つ目に答えられない会社がほとんどです。見送った記録がないと、そもそも検討していないのと同じ扱いになります。
費用0円の行こそ、残してください
本帳票の記入事例16件のうち、3件は費用0円です。「当面は現状維持」または「否決」と判断した行です。
- 金型メンテナンス設備の内製化 → 否決:年間の外注費は約80万円。設備投資は600万円で、回収に7年以上かかる。さらに放電加工の技能者がいないため、育成費用も別途必要になる。2028年度に金型点数が増えた時点で再検討する。
- 校正用標準器の購入(社内校正への切替)→ 否決:標準器そのものを上位校正へ出す費用と、校正実施者の力量管理が新たに必要になる。年間20万円の外部校正費に対して合理性がない。
- 品質保証課の増員 → 保留:まず是正処置の進捗管理を自動化して管理工数を削減し、その効果を測ってから増員の可否を判断する。
この3行があることで、「必要な資源を検討した」という記録になります。全部が承認されている表より、見送った理由が書いてある表のほうが審査では強いです。
旧版(Ver.1-1)の弱点を、先に書きます
率直に言って、旧版は 7.1.3(インフラ)の一部しか扱っていませんでした。
- 設備投資の月次表だけでした:設備名・金額・4月〜3月の支出・合計。人、プロセス環境、測定の資源、組織の知識、外部提供者からの調達を書く場所がありませんでした。
- 現有の能力を書く欄がありませんでした:いま何台あるのか、何人いるのかが書けないため、なぜ必要なのかを説明できませんでした。
- 過不足を書く欄がありませんでした。
- 自社で確保するか、外から調達するかの判断を書く欄がありませんでした:7.1.1(a)(b) がまさにこれを求めています。
- 判断の根拠を書く欄がありませんでした:見送った理由を残せませんでした。
- 承認欄がありませんでした:投資の可否はトップマネジメントが判断するものですが、誰が決めたのかが残りませんでした。
Ver.2-0での改訂内容
- 7.1 の全区分を1枚に:人々(7.1.2)/インフラ:建物・用役・設備・情報(7.1.3)/プロセス環境(7.1.4)/監視・測定の資源(7.1.5)/組織の知識(7.1.6)/外部提供者からの資源(7.1.1(b))を、選択式の区分として用意しました。
- 16件の記入事例を新設:溶接の認定者、内部監査員、受電容量、部品置場、マシニングセンタ、金型メンテ設備、システムのバックアップ、クリーン組立室の温湿度制御、夏季の作業環境、三次元測定機、ゲージR&Rの実施能力、校正用標準器、熟練者の技能の文書化、過去不具合データベース、めっき外注先の複数社化。
- 「現有の能力」「過不足」の欄を新設:必要性を説明する前提です。
- 「判断」を選択式に:自社で確保/外部から調達/当面は現状維持。選ぶと行の色が変わります。
- 「判断の根拠」欄を新設:なぜそう決めたのかを書きます。見送る場合も必ず書きます。
- 「決裁」を選択式に:承認/保留/否決。トップマネジメントの判断が記録に残ります。
- 費用区分を選択式に:設備投資/経費/教育費/人件費/賃借料。投資以外の資源も扱えます。
- 関連する目標・リスクと、詳細を検討する帳票を明記:何のために必要な資源なのかが追えます。
- 投資の月次計画を別シートとして継続・改善:投資額(総額)と本年度支出を分けました。年度をまたぐ投資が一目で分かります。四半期小計も追加し、資金繰りの確認に使えるようにしています。
本帳票は、第7章の入口です
7.1 の資源は、区分ごとに専用の帳票があります。本帳票はその前段で、そもそも何が必要かを決める表です。記入事例には、どの帳票で詳細を検討するかまで書いています。
| 人々(7.1.2) | No.712 人員計画表/No.72-1 力量評価表/No.72-3 スキルマップ/No.72-4 年間教育計画表 |
|---|---|
| インフラ(7.1.3) | No.713 工場インフラストラクチャリスト/No.7131 工場・施設・設備計画検討書 |
| プロセス環境(7.1.4) | No.714 環境・5Sチェックシート/No.7140-2 環境測定マスターシート |
| 監視・測定(7.1.5) | No.7151 校正・検証管理表/No.71511-1 ゲージR&R評価/No.71532 外部試験所調査表 |
| 監査員の力量(7.2) | No.723 監査員評価表及びリスト |
順番が大事です。本帳票で「必要」と判断した資源だけを、詳細帳票で検討してください。逆にすると、詳細帳票を全部埋めることが目的になってしまいます。7.1 の帳票を全部そろえたのに審査で指摘される会社は、たいていこの順番が逆になっています。
帳票の中身
| ファイル形式 | .xlsx(Excel)/ 全5シート |
|---|---|
| 対応規格・条項 | ISO9001 7.1.1(一般)を中心に、7.1.2(人々)・7.1.3(インフラストラクチャ)・7.1.4(プロセスの運用に関する環境)・7.1.5(監視及び測定のための資源)・7.1.6(組織の知識)を1枚で扱います IATF16949 7.1.3.1(工場・施設・設備の計画)にも接続します |
| シート構成 | 使い方・変更点 / 資源計画表(記入用20行)/ 資源計画表の記入例16件 / 投資の月次計画(記入用20行)/ 投資の月次計画の記入例12件 |
| 資源計画表の列 | 資源の区分/条項/必要な資源/必要とする理由・きっかけ/現有の能力/過不足/判断(自社で確保・外部から調達・当面は現状維持)/判断の根拠/概算費用/費用区分/実施時期/責任部門/決裁(承認・保留・否決)/関連する目標・リスク/詳細を検討する帳票(全15列) |
| 投資の月次計画の列 | 資源計画表のNo./品目・設備名/費用区分/取得予定/投資額(総額)/月次12か月/本年度支出(自動)/承認状況/備考。月別合計と四半期小計を自動計算 |
| 記入事例 | 資源計画表16件(うち3件は費用0円の「現状維持・否決」)/投資の月次計画12件 |
| 入力の補助 | 資源の区分・判断・費用区分・決裁を選択式に。判断と決裁は選ぶと自動で色分け |
| 印刷 | A3横 |
| 更新履歴 | 2026年9月 Ver.2-0(7.1全区分へ拡張・事例16件を新設・判断と根拠の欄を新設)/ 2024年12月 Ver.1-1 |
Ver.1-1をご購入済みの方へ
Ver.2-0 は、扱う範囲から作り直しています。旧版の設備投資の月次表は、改善したうえで別シートとして残していますので、これまでの運用を続けながら移行できます。すでにVer.1-1をお持ちの方は、お問合せよりご連絡ください。
制作者について
本帳票は、審査を受ける側と、監査する側の両方を経験した実務者(南野 弘明)が設計しています。
- 製造業での品質保証実務 15年以上
- ISO9001・IATF16949 の認証取得プロジェクトの推進責任者として、資源計画から経営層への稟議までを担当
- QMS管理責任者として、年度の資源計画とマネジメントレビューへの報告を継続して担当
- 内部監査員として、また第二者監査の監査側として、サプライヤ監査を実施
7.1 は、帳票をそろえること自体は難しくない条項です。難しいのは、どの資源を「足りている」と判断し、どれを「足りない」と判断するかの線引きです。この線引きは規格には書かれておらず、各社が自分で決めるしかありません。本帳票では正解を示すのではなく、判断の根拠を書く欄を設けることで、線引きを言語化できるようにしています。
なお、当方は訪問型のコンサルティングを行っていません。移動にかかる時間と費用を価格に乗せないためです。
こんな方におすすめです
- 資源計画が、設備投資の一覧だけになっている方
- 「必要な資源を明確にしましたか」と聞かれて、何を出せばよいか迷った方
- 人・環境・測定・知識まで含めて資源を整理したい方
- 投資を見送った判断を、記録として残していない方
- 第7章の帳票をどこから手をつけるか決めかねている方
- トップマネジメントに、投資の可否を判断してもらう材料を作りたい方
- これから ISO9001 の認証取得に取り組む方
逆に、年度の予算編成の中で、部門ごとの必要資源と調達方法が文書として決裁されている企業の場合、本帳票の優先度は高くありません。その場合は既存の予算書に、7.1 の区分と判断の根拠を追記するだけで足ります。
資源計画は、単体では完結しません
資源計画は、リスク及び機会(6.1)と品質目標(6.2)を入力として受け取り、詳細帳票へ展開され、マネジメントレビュー(9.3)で報告されて一巡します。
上流(何のために資源が必要か)
- No.61 リスク及び機会検討表— 取組み計画の「必要な資源」欄が、本帳票の入力になります
- No.62 品質目標詳細計画/No.522-1 品質方針・品質目標シート— 目標達成に必要な資源
下流(報告と規定化)
- No.932 ISO9001版 マネジメントレビュー管理表— 資源の妥当性は、マネジメントレビューのインプットです
- No.9321 マネジメントレビュー管理表— IATF16949版
- No.7131 工場施設設備管理規定(¥15,000)/No.7151 計測機器・試験所管理規定(¥15,000)/No.7201 教育訓練管理規定(¥15,000)
第7章をまとめて整備したい方
- No.5-007 IATF16949 第7章 帳票17点セット
- No.3-001 ISO9001学習教材— 規格の全体像から学びたい方
- IATF16949 / ISO9001 審査質問100選 + ベスト回答例(¥25,000)
迷われた場合は、本帳票+ No.712 人員計画表の2点をおすすめします。7.1 で最初に問われるのは設備ではなく人であることが多く、しかも人は増やすまでに時間がかかります。全体の棚卸しと、人の計画を先に押さえておくと、そのあとの設備の議論が進みやすくなります。
帳票だけでは不安な方へ
「どこまでを資源として挙げるべきか」「足りていると判断する根拠をどう書くか」「投資を見送った場合、審査でどう説明すればよいか」——そうした判断は、様式では決まりません。
作成中の資源計画をそのまま添付いただいて構いません。完成させてからご相談いただく必要はありません。
- ISO9001 オンラインメール相談プラン(月額 ¥12,000 税別・質問回数無制限)— 1週間の無料お試し期間があります
- IATF16949 オンラインメール相談プラン(月額 ¥20,000 税別)— IATF16949をお使いの方
- 1質問完結プラン(¥3,800〜)— 1つの疑問だけを解消したい方向け
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ご購入について
- お支払い完了後、ダウンロード可能になります。
- 商品は .xlsx形式(Excel)での納品です。
- ダウンロードは1回、10日以内に行ってください。期限を過ぎるとダウンロードできなくなります。
- 請求書・領収書の発行が可能です。→ 発行方法はこちら
- クレジットカード・銀行振込に対応しています。クレジットカードなら即ダウンロード可能です。
- その他お支払い条件をご希望の場合は お問合せ ください。
※ 本帳票は学習用サンプルです。そのまま提出できる完成品ではありません。自社の状況に合わせて内容を作成し、承認を得てご使用ください。
※ 収録している記入事例(会社名・部門名・氏名・金額・設備名・日付)は、説明のために設定した架空のものです。実在する企業・人物とは関係ありません。金額は記入方法を示すための参考値であり、実勢価格ではありません。
※ 固定資産の計上基準(20万円以上等)は、自社の経理規程および税務上の取扱いに従ってください。本帳票の記載は一例です。
※ 規格の条文は転載していません。要求事項の解釈は当方の実務上の理解によるものです。最終的な判断は、規格の正規版および審査機関の見解に従ってください。






